こんにちは。やまたろ~です。
男性が育休を取るのは難しいかな・・・。
管理職が育休を取ってもいいのかな・・・?
とお悩みの方もいらっしゃる方もいると思います。
今回は、新米中間管理職の私・やまたろ~が、育休を取ったいきさつや、実際に育休を取って感じたこと等をご紹介します。
この記事を読んでいただけたら、より具体的に、育休のメリットを感じてもらえると思います。
特に、育休を取ろうか迷われている方は、是非、最後までお付き合いください!
育休を取得した感想として、お伝えしたいのは、
育休に関心があるなら、是非取ってください!
ということです。
その理由を端的に挙げるとこの通りです!
育休を取るいきさつと、事前に準備したこと
私の勤務先には、これまで男性で育休を取った人も少しいたので、社内的には、育休に対する理解は一定程度はあったのではないかと思います。
しかし、いざ私が結婚して、妻の妊娠が分かったときには、中間管理職になっていたため、
管理職が育休をとるのは、周りから非常識と思われるんじゃないかな・・・。
と思っていて、半ば諦めていました。
実際、「管理職が育休を取っていいのか。」という声を間接的にちらほら聞いたこともあります。
そんな中、私が育休を取る決断をするきっかけとなったのは、上司に、妻が妊娠していることを報告したときでした。
上司から、
育休は取らないの?
と聞かれたのですが、予想していない質問だったので、正直、驚きました。
この質問が、本音なのか、上司という立場上のものなのかは分かりませんでしたが、
そう言ってもらえたのだから、お言葉に甘えさせてもらおう。
と思い切って決断し、後日、1ヶ月の育休を取得することを伝えました。
決断したときは、(ないとは信じたいですが、)育休を取ったことで、私の社内での評価が下がっても、受け入れるつもりでいました。
私にとっては、社内の評価よりも、今しかない赤ちゃんの時期を少しでも長く一緒に過ごすこと、妻の負担を減らすことの方が、優先順位が高かったのです。
それからは、部長へのお願いと、育休に向けた引き継ぎ準備です。
部長に育休を取らせて欲しい旨を伝えると、二つ返事で了承してくださいました。
最近の社会の風潮と、理解ある上司に恵まれた部分はあると思います。
そして、1ヶ月ほどかけて、業務の合間に、自分と部下が抱えている業務や懸案事項を引継書としてにまとめ、会議の場で育休を取る旨を報告しました。
その後、部下に引継書の内容を確認してもらい、共通認識をもったうえで、上司に引き継ぎ、育休に入る前の準備を整えました。
今、振り返ってみて、1つ失敗だったかなと思うのは、育休の開始日が月初めだったので、前月末時点の集計処理等が最後までできず、上司に委ねてしまったことです。
育休の開始日をあと数日遅らせたら、上司の負担も軽減できたな。。。
と反省しました。
育休を取って初めて分かったこと
育休を取って初めて分かったのは、家の中では「やることが多すぎる!」ということでした。
通常の家事でも
- 掃除
- 洗濯(干す&たたむ)
- 料理
- 食器洗い
- 買い物
があるのはもちろん分かっていましたし、一人暮らしも長かったので多少の経験はあったのですが、
これに加えて、子供関係では
- ミルク作り
- 哺乳瓶洗い&消毒
- おむつ替え(&うんちが沢山出たときのシャワー)
- 泣いたりぐずったときの抱っこ(ひどいときは1分おき)
- (生後5ヶ月だったので)うつ伏せになったときに、吐き戻し防止のために仰向けに戻す
等がありました。
個人的には、哺乳瓶の乳首などを分解してから洗うのが手間に感じ、少しサボって3本くらい洗い物がたまると気が重くなりました。。。
また、家事と育児が同時にやってくる「合わせ技」(例:料理中に、子供が泣いて、料理を中断して抱っこ)があるから大変です。
妻と2人だから合わせ技にも対応できましたが、育休が終われば、妻は、日中は1人で対応しなければならないと思うと、本当に頭が下がる思いでした。
1日の中で家事と育児を全部終わらせるのは不可能に近いと実感しました。。。
子供が1人でもこんなに大変ですから、子供が2人以上の家庭だともっと大変だということは容易に想像できます。
優先順位が低い家事はどうしても後回しになってしまうというのは仕方のないことだと、身をもって知ることができたので、復職後、仕事から帰宅したときに片付けができていなくても、何も言うまいと、自然に決意できました。
育休取得をオススメする理由
家族が喜ぶ
第一の理由はやっぱりこれです。
妻にとっては、家事や育児を分担できるので、負担が減ります。
私自身、哺乳瓶洗い等の新しいことも育休期間中に覚えることができたので、復職して、仕事から帰ってきた夜もすぐに残っている家事などをこなすことができるようになりました。
仕事から疲れて帰った後で新しい家事を覚えるのは負担になるけど、育休中だと、心に余裕を持って覚えることができました。
また、育休期間中は、私が子供の面倒を見ている間に、妻は歯医者に行って治療するなど、妻に一人の時間を持ってもらうこともできました。
子供としても、赤ちゃんながらに私のことを親と認識してくれて、抱っこしても人見知りすることがありません。
むしろ、私の顔を見ると、満面の笑みで私のことを見つめてくれます!
私も嬉しくて、家族の絆が深まっていくことを日々実感することができました。
また、1ヶ月の育休が終わる頃には、ずっと家にいて子供の相手をすることに、息が詰まる感覚もでてきて、普段、インドア派の私でも外の空気を吸いたい気持ちになることが多くなりました。
育児には休みはないですから、毎日、家の中で世話をしている妻は本当に大変です。
息が詰まる感覚も経験できたので、私が休みの日は、率先して、妻に一人の時間を持ってもらおうと思えるようになりました。
子供の成長に立ち会える
赤ちゃんの成長は早いので、わずか1ヶ月の育休期間中にも、子供が新しいことができるようになった瞬間に立ち会うことができました。
例えば、
- 飛行機(うつ伏せ状態で手足を持ち上げる)
- 今まで右側にしか寝返りできなかったのが、左側にも寝返りをうった瞬間
- 初めての離乳食に戸惑う表情
子供が成長していく瞬間を間近で見ることができるというのはとても幸せなことなんだと実感しました。
スキマ時間は自分の時間として使える
そして、私個人という視点でも、スキマ時間は自分自身のために使えるので、育休はとても有意義でした。
私の場合、育休期間中にこんなことができました。
顔のシミ取りについては、別記事でご紹介していますので、ご覧ください。
ずっと、「やらなきゃな~」「やりたいな~」と思っていたことができたので、心が軽くなったのが嬉しかったです!
これも育休の副産物だと思います。
育休明けの職場の反応
育休明けの職場の反応が少し不安でしたが、杞憂に終わりました。
夜、赤ちゃんはちゃんと寝てくれた?
1日があっという間だったでしょ?
など、温かい言葉をかけていただきましたし、業務としても特段大きな問題は生じていないようでした。
(私がいなくても仕事は回るということなんですかね。。。汗)
育休のデメリット
育休前後の職場の反応も踏まえて、育休のデメリットは何があるか考えを巡らせてみましたが、今のところ思いつきません。
もしかしたら、同僚の中には快くない思いをしている人もいるかもしれません。
そこは、「万人が納得するようなことは世の中にほとんどないのだから」と割り切りました。
その「割り切り力」のようなものが必要かなとは思いましたが、会社が制度として定めているものをルールに則って取得したので、後ろめたさはありません。
その分、これから先、同僚で育休を取る人が出てきたら、恩返しとしてその分の業務を引き受けるなどして協力していきたいなと思っています。
「持ちつ持たれつ」の精神です。
まとめ
今回は、中間管理職である私・やまたろ~が育休をとった経験や感想についてご紹介しました。
私が感じた育休のメリットは、次の通りです。
- 妻も子供も喜び、家族の絆が深まる
- 子供の成長という喜びを間近で見られる
- スキマ時間は自分の時間に使える
メリットがある一方で、デメリットらしいデメリットは感じませんでした。
人生の先輩達の話や、TV、本などで、仕事しすぎて後悔した人はこれまで見聞きしてきましたが、
家族といすぎて後悔した人の話は聞いたことがありません。
多くの父親、母親が、可能な限り育休を取って、家族で過ごす時間を多くり、できるだけ悔いが残らないような子育てができる人が増えればいいなと思います。
この記事が、育休取得に迷われている方の一助になれば嬉しいです。